野を越え、山を越え、ようやくたどり着いたライヴハウスARI ARIは
30人もはいれば満員になるような小さなところで、 オーナーと奥さんが切り盛りするという、かなりアットホームな場所なのだった。 (正式な場所はネットでみつからなかったけど、場所は甲賀忍者屋敷の向かい) ライブは前半が斉藤哲夫の弾き語りソロ。 後半はさがみ湘(ピアノ)も参加してよりポップに。 「僕の古い友達」なんかはシュガー・ベイブのような はつらつとしたアメリカンポップスで、 URCから早川義夫のプロデュースでデビューしたときの若き哲学者といわれた 気むずかしい人のイメージはもうここにはなく フォークとポップスをつないだ親しみやすい音楽があった。 歌声は昔とかわらない、どことなく人なつっこい声。 歌唱には変化があって、あの特徴的なファルセットは(もう声がきついのか)抑え、 歌詞を短く区切って歌う新しいスタイルになっていて、 今まで聴いた過去のレコードとはまた別の印象を受けるのだけれど、 それがまたとてもいい。 表舞台で活躍する機会が少なくても、たえず自分の音楽を追究し変化するその姿勢は 57歳とは思えない若々しさ。 今日のライヴでは斉藤哲夫の音楽人生を大きく振り回すことになった 「今の君はピカピカに光って」も演奏。これが聴けるとは思わなかった。 ライブ後は、持参したレコードにサインをもらいまくり。 斉藤哲夫はレコードもいいけど、ライヴもかなりいい。 また近くであったら観に行きたい。
by siwapuri
| 2007-10-14 13:16
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