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EOS kiss X2(18-55mm, 50mm)を愛用中。京都在住自転車通勤族。Twitterにもおります。
by siwapuri

ウストキネの未知なる餅サウンドツアー2008春@拾得 3.31

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ウストキネの未知なる餅サウンドツアー2008春『鍵盤コンビの”はらわた” みせましょ、煮て焼いて食いましょ』にいってきた。
出演:『ウストキネ』 須藤かよ(ピアノ、歌、鍵盤ハーモニカ、その他)& 夏秋文彦(鍵盤ハーモニカ、口琴、民族楽器、その他)/尾引浩志(倍音S)/Asoviva!(打楽器トリオ)/マジュムー(アラブ打楽器とベリーダンスのユニット)
この日の出演者は、一般的なバンド形態ではない異色どころばかりで、ダンス、打楽器、口琴、イギル、鍵盤ハーモニカ、よくわからないもの多数。歌と演奏とダンスを民族楽器でかき回したような世界は、もはや見知らぬ異国の奥深いジャングル。レス・バクスターもマーティン・デニーも後ずさりするほどの異国情緒120%というアームチェアートラベルよりももっと深いトリップに誘われた。



会場に着くと、すでにパーカッションの音が響いていて女性ダンサー+打楽器のマジュムーのベリーダンスが始まっていた。3人の女性ダンサーがクネクネ・カクカク踊りだす。ブル ブル ブル ブル ブル ブル震える胸と腰。そして揺れる派手な飾りから神々しい音色がシャン シャン シャン シャン。極彩色の世界。視覚の刺激がすごい。いきなり圧倒される。
続いて、Asoviva!。こちらは気の強そうな女性二人と、それに気圧され気味の男性による打楽器トリオ。見た目はローテクでも音響は立体的で、ハイテクな音にもきこえてくる。
尾引浩志(倍音S)はソロ。主に口琴を演奏。初めて見たこの楽器は、口の内にくわえてその端を指で弾くと、びょ〜〜〜びょ〜〜びょ〜〜びょ〜〜〜と不思議な音がする(口に入れないと弾いても音がでない)。この音を聴いて山下毅雄によるプレイガールを思い出した。演奏は曲というより部族の儀式のよう。
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トリのウストキネは歌とピアノと鍵盤ハーモニカ。途中、さっきの口琴も披露。さっきの尾引浩志の音とは全然響きが違って驚く。倍音度は尾引浩志の方がずっと上だった。
でもウストキネの音楽的スケールは圧倒的。多彩な音楽の要素が自分の音に消化されている。なんとも不思議な世界。演奏を聴きながら二人の音楽的ルーツはどこにあるのだろうかと考えてしまう。重厚でありながら、詩的で軽い。得体の知れない奥深さよ。
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特別ゲストで客席から着物姿での舞もあり。扇子が顔に当たりそうになるくらいの距離で堪能。これはもう演劇か。ピアノと、鍵盤ハーモニカと、着物の舞が織りなす世界は、和でも洋でも民族音楽でもないウストキネの世界。ワールドミュージックタイム(©北中正和)。

ライブのあとは、CDRを購入。ウストキネの須藤さんと夏秋さんにサインをもらった。
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今日は、notエレキで、民族楽器の出番が多いライブではあったけれど、須藤・夏秋さんはアナログ命メカ音痴というわけでは全然なく、ネットを通じた情報公開にも積極的で、ライブの情報などはblocでスケジュール配信されている。今日のライブ情報もそちらで手に入れた。CDRも当然CDDBに登録済みとのこと。さすが今時のインディー。チープ革命万歳(©梅田望夫)。CDRはさっそくiTunesにとりこんで、iPodへ転送した。
by siwapuri | 2008-04-10 10:20


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