EOS kiss X2(18-55mm, 50mm)を愛用中。京都在住自転車通勤族。Twitterにもおります。
by siwapuri

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加藤和彦の訃報は今年いちばんのショックだった。

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加藤和彦の自殺には驚いた。あまりにも突然のことで。
数年前、木村カエラとサディスティック・ミカエラ・バンドを結成したことだけは知っていた。その音を聴くことはなかったけれど、元気そうな印象だったのに。

わたしにとっての加藤和彦はフォークルやサディスティック・ミカ・バンドの中心人物というより、ソロアルバムの「ぼくのそばへおいでよ」や「スーパーガス」の人だった。実験的でアングラ。だけどポップ。飄々したたたずまい。ちりめんボイス。この得体の知れない魅力的な世界はなんなんだ。と、何度聴いても思う。「多岐に渡る音楽的興味をひとつひとつ形にとどめてしまった欲望の爽快感がこのアルバムにはある」と、ぼくのそばへおいでよ を評したのは湯浅学だった。

ファッションリーダーとしても注目されていたというのは、「それから先のことは…」のジャケットをみれば伝わってくるものがある。派手なダブルのスーツにアディダスのカントリー、インナースリーブではラガーシャツとナイキのコルテッツを履いている。おそろい格好をした安井かずみも可愛い。すこし照れながら笑っている表情は、ふたりで撮りあったものではないか?などと想像させるいい写真だな。シンガプーラを鼻歌で歌いながら合掌。
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by siwapuri | 2009-10-18 23:43


斉藤哲夫/さがみ湘@甲賀 ARI ARI

またまた自転車にのって甲賀 ARI ARIまで出かけた。5時間30分のハードな旅。

この日のライブは会場のPAが調子悪くて、音はいまいちだったけれど、斉藤哲夫/さがみ湘の歌と演奏はいつになく丁寧だった気がする。飛び入りのパーカッション二人にはひやひやさせられたが。アンコールは「まさこ」で終了した。

演奏後、斉藤哲夫さんと会話ができた。毎回サインをねだるせいか、顔を覚えてくれていたのが嬉しかった。
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今回はさいきん手に入れた「いつもミュージック」に。

そしていくつかのQ&A。

このアルバムは、タイトル曲が突出していると思うのですが、誰かのアイディアでソウルミュージックを取り入れたんですか?
「いや、僕が主導だね。当時ドゥービー・ブラザーズなんかが流行っていてね。あと、さかのぼってアイズレー・ブラザーズなんかも好きだった。ロサンゼルスからミュージシャンを呼んで気合い入れて作ったんだ。」
この曲は斉藤さんの全作品の中でも特殊な曲ですね。
「そうだね。異色だね」

アルバムの歌詞に悲壮感ただようものが多いのはなぜなんでしょう。
「この時期、スランプになっちゃって、曲がかけなくなってしまった。アルバムを作れないとなると違約金を払わなくてはいけないし。もう左手でかいてたよ」
船出 という曲もいいなと思いました。この曲や まさこ はアシッドフォークの影響を感じるのですが。
「アシッドフォークっていうのが何なのかちょっとわからないな。どういうものなの?」
ニック・ドレイクのような内省的なフォークのことなんですけど。
「それは知らないなあ。まさこのイメージは、レッド・ツェッペリンの 天国への階段 だね。あと、ジョン・レノンが歌ってた ジュリア。基本的に僕はビートルズの影響で曲を作っている」


…などなど。
最後のアシッドフォークについてのやりとりが興味深かった。だって「天国への階段」と「まさこ」は全然テイストが違うでしょう。あれを元ネタにアシッドフォークへ繋がるなんてその飛躍がすごい。もっといろいろ話をしてみたいと思わせる、超きさくな斉藤哲夫さんでした。
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by siwapuri | 2009-10-14 01:59




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