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EOS kiss X2(18-55mm, 50mm)を愛用中。京都在住自転車通勤族。Twitterにもおります。
by siwapuri

FREITAGと箱男

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7・8年使っていた吉田カバンのトートバッグがようやく壊れてきたので、新しいカバンを探していたらFREITAGのカバンと出会った。古着を中心に扱っているお店で見つけたので、初めてみたときにはユーズドのカバンかと思っていたけれど、そうではなくてスイスのフライターク兄弟が中古品を使って作った新品のリサイクルカバンなのだった。

「トラックの幌(TRAPS)」をバッグの本体の生地に使用。BENZ、BMW等の廃車のシートベルトをそのままベルト、ストラップに。そしてFREITAG兄弟の愛する自転車のインナーチューブを縁取りに。リサイクルでない新品の素材といえばバックル、ベルクロ、そして縫製に用いる糸のみで事足りました。というもの。

それは年上の女友達なんかに「いかにもオトコノコが好みそうなコンセプトね」なんて冷やかされそうではあるけれど、やはりオトコノコ的に惹かれてしまい購入。そしてオトコノコ的なブランドコンセプト説明はさらに続く。

 彼らが幌の色、企業名、ロゴ、コピー、デザインや数字を吟味しながら裁断していくと、それは1枚1枚の新しいデザインとして生まれ変わり、独立していきます。もちろん汚れやキズさえもデザインの1部になり、完全にひとりにひとつのオリジナルになるのです。そして世界中の誰かとどこかでつながっているということも。

 かつては西ヨーロッパのどこかで、トラックの上でゴトゴト揺られて旅していた幌たちが、今は世界中の誰かしらの背中に乗って、以前よりはゆっくりの速度で揺られています。最初に感じた匂いこそヨーロッパから届けられたフライタークという概念そのものの匂い。
丘サーファー的にもグッとくるストーリーで、なるほど共感。

FREITAGと箱男_f0001962_2132362.jpg分からなかったのは、このカバンのパッケージにはミシン目が入っていて、組み立てると頭にかぶれるくらいのテレビになること。とても明快なコンセプトを持ったブランドなのに、そこんとこはオトコノコにもよくわからんオトコノコの世界なんだ。
by siwapuri | 2006-09-20 23:07


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