またまた斉藤哲夫&さがみ湘のライブに出かけた。
こんどの会場は家から歩いていけるくらい近所の居酒屋まほろば。 このお店にはたしか2年前にきたことがあった。 雰囲気は70年代フォーク。ほんやら堂と感じが似ている。 20人くらいはいれば満員という小さなところ。 この日のライブは連続三日目だったせいなのか、ボーカルはいつになく熱かった。 MCによると、今、セルフカヴァーをレコーディング中とのこと。その影響かもしれない。今、平日は普通の仕事、週末はライブ、そしてレコーディングなのだそうだ。 斉藤哲夫、58歳とは思えない瑞々しさと活動量よ。 一曲目は「ひとりのピエロ」からセレナーデに始まって、吉祥寺、僕の古い友達、いまのキミはピカピカに光って、甘いワインまで新旧まんべんなく。演奏は2時間くらい。 ↓ライブの後は、例によって、サインをもらった。 「あー、このアルバム…。冷や汗かいちゃうやつだ(苦笑)」とか言われながら。 苦笑の理由は、音楽性がいままでと激変していることと、 歌詞の内容がえらく悲観的なものが多いからというのは明かで、 いったい何があったのかと思わずにはいられない。 「今のキミは〜」がヒットした影響かと思ったけれどあのシングルは80年リリース。 アルバムは79年リリースだったから、その理由は気になる。直接聞いてみたかったけども、それはなんとなく聞きそびれてしまった。 「あー、甲賀のときの」と言ってもらえて嬉しい。 少し話ができた。 レコーディング中のセルフカヴァーについて。 「今度のレコーディングで、このアルバムに入っているダンサーを選ばれたのはちょっと意外な気がしました」 「あれは鈴木慶一のアレンジだったからねー、今度のは違うよ。」 過去の作品について。 「最近CBS期のアルバムがCDで再発されましたね」 「うーん、でも、やっぱり昔のは自分が思っていたのとはちょっと違うんだよね」 「グッドタイムミュージックもですか?」 「そうだね。」 …そうだったのか。それでもあのアルバムは傑作だった。 レコードの制作について、本人の意向が尊重されることが、必ずしもいい結果を生むとは限らない。とは思うけれど、当初のイメージがどんなものであったか、興味深いところ。 あと、ちょうど隣りに座っていた方が、斉藤さんと親しい様子で、話を聞いていたら、 長い間、高田渡の主治医をしていた先生と紹介された。藤村直樹という方。ミュージシャンでもあるのだそうだ。 場の流れで、斉藤さん、藤村さんと3人で高田渡の話などの雑談。 URC-高田渡-斉藤哲夫をめぐる面白い話があった(けどもう忘れてしまった)。 藤村さんは、ヴァイオリン奏者でもあって、6歳の頃、7歳の鰐淵晴子と共演したこともあったとか。イッピーガールがヴァイオリンを弾いていたとは知らなかった。 これを機会にこんど映画「タカダワタル的」でも観てみようと思う。今、続編もでているみたい。
by siwapuri
| 2008-04-04 01:05
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