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EOS kiss X2(18-55mm, 50mm)を愛用中。京都在住自転車通勤族。Twitterにもおります。
by siwapuri

斉藤哲夫&さがみ湘@まほろば 3.30

またまた斉藤哲夫&さがみ湘のライブに出かけた。
こんどの会場は家から歩いていけるくらい近所の居酒屋まほろば。
このお店にはたしか2年前にきたことがあった。
雰囲気は70年代フォーク。ほんやら堂と感じが似ている。
20人くらいはいれば満員という小さなところ。

この日のライブは連続三日目だったせいなのか、ボーカルはいつになく熱かった。
MCによると、今、セルフカヴァーをレコーディング中とのこと。その影響かもしれない。今、平日は普通の仕事、週末はライブ、そしてレコーディングなのだそうだ。
斉藤哲夫、58歳とは思えない瑞々しさと活動量よ。

一曲目は「ひとりのピエロ」からセレナーデに始まって、吉祥寺、僕の古い友達、いまのキミはピカピカに光って、甘いワインまで新旧まんべんなく。演奏は2時間くらい。

↓ライブの後は、例によって、サインをもらった。
「あー、このアルバム…。冷や汗かいちゃうやつだ(苦笑)」とか言われながら。
苦笑の理由は、音楽性がいままでと激変していることと、
歌詞の内容がえらく悲観的なものが多いからというのは明かで、
いったい何があったのかと思わずにはいられない。
「今のキミは〜」がヒットした影響かと思ったけれどあのシングルは80年リリース。
アルバムは79年リリースだったから、その理由は気になる。直接聞いてみたかったけども、それはなんとなく聞きそびれてしまった。
斉藤哲夫&さがみ湘@まほろば 3.30_f0001962_0455750.jpg
「これで、ほとんどのレコードにサインをして貰いました。」というと、
「あー、甲賀のときの」と言ってもらえて嬉しい。



少し話ができた。

レコーディング中のセルフカヴァーについて。

「今度のレコーディングで、このアルバムに入っているダンサーを選ばれたのはちょっと意外な気がしました」
「あれは鈴木慶一のアレンジだったからねー、今度のは違うよ。」


過去の作品について。

「最近CBS期のアルバムがCDで再発されましたね」
「うーん、でも、やっぱり昔のは自分が思っていたのとはちょっと違うんだよね」
「グッドタイムミュージックもですか?」
「そうだね。」

…そうだったのか。それでもあのアルバムは傑作だった。

レコードの制作について、本人の意向が尊重されることが、必ずしもいい結果を生むとは限らない。とは思うけれど、当初のイメージがどんなものであったか、興味深いところ。

あと、ちょうど隣りに座っていた方が、斉藤さんと親しい様子で、話を聞いていたら、
長い間、高田渡の主治医をしていた先生と紹介された。藤村直樹という方。ミュージシャンでもあるのだそうだ。

場の流れで、斉藤さん、藤村さんと3人で高田渡の話などの雑談。
URC-高田渡-斉藤哲夫をめぐる面白い話があった(けどもう忘れてしまった)。
藤村さんは、ヴァイオリン奏者でもあって、6歳の頃、7歳の鰐淵晴子と共演したこともあったとか。イッピーガールがヴァイオリンを弾いていたとは知らなかった。

これを機会にこんど映画「タカダワタル的」でも観てみようと思う。今、続編もでているみたい。
by siwapuri | 2008-04-04 01:05


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