とんがって本気
加賀 まりこ / / 新潮社 いまでは高価な写真集となった「PRIVATE」のことが少しだけ書いてある。という理由でブックオフで買った加賀まりこの自伝的エッセイ。期待の箇所はいまいち肩すかしであったけれど、“緊張と弛緩こそ、人生の媚薬なのだ"という、まりこ語録の通り、背伸びして強がってつんのめるように生きてきたという性格は、著名人たちとの華麗な交友から、結婚、出産、に至るまでいかんなく発揮されていて華々しい。未婚での出産、子供の死、離婚などの苦しいことについてもさばさば書かれている。 読み切って印象に残ったのは、お気に入りの場所として京都・紫野にある「高桐院(こうとういん)」があげられていたこと。それから、父方の伯父は「ライトパブリシティ」の経営をしており、そこでカメラマン助手をしていたのが、おシノ(©加賀まりこ)こと若き日の篠山紀信だったこととか。これらはwikiにものっていなかった情報。近所の高桐院には近々いってみよう。
by siwapuri
| 2008-07-29 18:08
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