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by siwapuri
| 2011-01-04 10:10
レコード屋でなっていた曲が気にいって店主にたずねてみたら、 アストル・ピアソラ五重奏団によるブエノスアイレスの冬だった。ピアソラってこんなによかったのか。いままで感情的な大げさな音楽は好きではなくて、パンクもヒップホップもニューウェーブも避けていたけれど、なぜこの音楽は好みなのだろう。アルゼンチンタンゴの特徴をとらえた言葉をさがしていたら、ちょうど読んでいた本からいいのがみつかった
単にマイナーなだけで哀しいだけっていう、まあ「エレジー」と言っておきましょうか。エレジーは日本人は得意ですね。あと、アルゼンチン・タンゴみたいに、長調と短調が行ったり来たりする躁鬱的なものも比較的得意だと思います(P.112)菊地成孔+大谷能生/東京大学のアルバート・アイラー(東大ジャズ講義録・キーワード編)長調と短調といわれてもいまいち理解できないけれど、いわんとすることはわかる。きっと躁鬱が好きなのだ。もっとくだいた言葉で表現したのは小西康陽のもの。 忍び寄る人生の不安を音符に書き表すことに於ける天才として、ピアソラは間もなく中学校の歴史年表にも肖像が掲載されることだろう。(P.54)小西康陽/マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。ピアソラはNUESTRO TIEMPOもよかった。次はアメリカンクラーヴェのものや、キップ・ハンランのアルバムも聴いてみたい。 #
by siwapuri
| 2010-02-14 10:51
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by siwapuri
| 2010-01-04 17:27
![]() 数年前、木村カエラとサディスティック・ミカエラ・バンドを結成したことだけは知っていた。その音を聴くことはなかったけれど、元気そうな印象だったのに。 わたしにとっての加藤和彦はフォークルやサディスティック・ミカ・バンドの中心人物というより、ソロアルバムの「ぼくのそばへおいでよ」や「スーパーガス」の人だった。実験的でアングラ。だけどポップ。飄々したたたずまい。ちりめんボイス。この得体の知れない魅力的な世界はなんなんだ。と、何度聴いても思う。「多岐に渡る音楽的興味をひとつひとつ形にとどめてしまった欲望の爽快感がこのアルバムにはある」と、ぼくのそばへおいでよ を評したのは湯浅学だった。 ファッションリーダーとしても注目されていたというのは、「それから先のことは…」のジャケットをみれば伝わってくるものがある。派手なダブルのスーツにアディダスのカントリー、インナースリーブではラガーシャツとナイキのコルテッツを履いている。おそろい格好をした安井かずみも可愛い。すこし照れながら笑っている表情は、ふたりで撮りあったものではないか?などと想像させるいい写真だな。シンガプーラを鼻歌で歌いながら合掌。 #
by siwapuri
| 2009-10-18 23:43
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